シニア世代のための「OCNモバイルONE」
こんにちは デジタルライフ・コンシェルジュ 横沢 聡一です。
格安SIMである「OCNモバイルONE」の料金が満を持して大きく変わりました。
私の教室で最も多く契約しているOCNモバイルONE。
この変更でシニア世代のみなさんが具体的にどうするべきか考えていきましょう。
<今までの契約がどうだったのか>
まずは、ちょっとおさらいです。
私の教室で一番多い契約は、今では旧契約と呼ばれる110MB/日のプランです。
なぜこれを最初に薦めたのかというと・・・
1か月どれくらい使うか分からない方がほとんどだった
使い過ぎても翌日復活すること(お孫さんが、勝手に使ってしまうなんてことを想定していました)
経験則ではありますが、Wi-Fiなしに動画を見続けるような使い方をしなければ3GB/月で十分 だという判断(この基準は今でも変えてません)
110MB×30日で1か月トータルほぼ3GBですので容量が足りないこともなさそう。
当時「OCN自体で迷ったらコレ」ということで積極的に宣伝もしてもいました。
これを選んだ方は「電話をあまり使わない」が前提ですが、おおかた3,000円に収まりました。
スマホの料金の平均が6,000円程度/月であることを考えると、半額以下。格安SIMならではの料金ですね(これ以降料金は、特に断りがない限り税別表示)
2019年11月の改訂(新契約)では、あらたに、よりリーズナブルな1GB/月が追加(1,180円/月)。
全体的に値下げされ110MB/日の契約は旧契約と呼ばれるようになり、OCNとしても旧契約を積極的に奨めることはなくなりました。
(これは無制限の低速モードがOCNの負担になっていたための改定といわれています)
外でネットを使わない方にとっては、少しでもリーズナブルにしたいでしょう。
該当者には個別にお話をさせて頂きました。変更した方は「1,180円+電話通話料」で今までの半分おおかた1,500円に収まるようになっています。
<4月1日から何が変わったか>
そして今度2021年4月の改訂でさらにリーズナブル(ここでは「新契約」と区別するために「新新契約」と記載します)
旧契約で良かったのが、この低速モード。200kbpsというスピードは、ギリギリYoutubeを楽しめる速度でした。
旅行の時などに、無制限にYoutubeが使えるのはとてもありがたいのです。
しかし、今回の改定で、やっと低速モードを当てにしなくても良さそうです。
何しろ、10GB/月コースにしても、旧契約の110MB/日よりお安い1,600円になるわけですから。
<電話料金はどうする?>
もう一つ考えてかなくていけないのが、電話料金をどの程度見越していくかです。
既にスマホが一般的になってきている方にとっては、LINEなどのメッセンジャーアプリで無料通話(もしくはビデオ通話)を利用するのは当たり前でしょう。
しかしその一方、特に高齢の方にとっては、その信頼性、汎用性から「電話番号がついている電話」をしたいというニーズが根強くあります。
「スマホにせざるを得なかった方」にとっては、それが当たり前とも言えます。
電話が手元にある分、以前より長電話をするようになった方も少なくない印象があります。
OCNモバイルONEでは今まで2種類(正確には3種類)のいわゆる「かけ放題」がありました。
「10分かけ放題」「トップ3人かけ放題」が各々850円(2つを組み合わせたのがかけ放題ダブルでちょっと割安の1,300円になります)
今回のタイミングで以下のように変わります。
「10分かけ放題」「トップ3人かけ放題」各々850円に加え、新設されたのが「完全かけ放題」になります。
この料金改定では今まで格安SIMでは難しかった「完全かけ放題」が初めて実現できたのです。
「そうはいってもやはり、アプリから発信しないといけないんでしょう?」そう思っている方に朗報です。だてに”完全”を名乗ってはおりません
これまでOCN電話でリーズナブルに電話するには、プレフィックス番号を付与するために「OCN電話アプリ」から電話する必要がありましたが、
ネットワーク側で判断することができるようになりました。
今後は(4/7~)「OCN電話アプリ」から発信しなくても(通常の電話で発信しても)OCN電話として認識されるようになります。
今までアプリから電話してくださいと説明しても、うっかりしていて、高い金額を請求された方もいらっしゃったのではないでしょうか。
これからはそういうことがなくなります。
ネット側の対応でプレフィックス番号を付与する仕組みは、当面は「OCNモバイルONE」だけの特権になるようなので、ぜひ利用して頂きたいと思います。
詳細はこちらをご覧ください。
ながながと説明してきましたが、いよいよここからが本題です。
結局どうすればよいのか具体的に考えてみましょう。
まず、今回は旧契約のままである必要性は感じられません。
わたくしの感覚としては、スマホにどれくらいかけるかの基準として
(各々によって条件は違いますが)ストレスなく使っても3,000円以内には押さえたいところです。
特に手続きをしなくても500円程度は、お安くなりますが(下表の(ア)(イ))、
サービスが充実してきたので、より適切なプランに変更しましょう。
皆さんにとってメリットの大きそうなプランに絞って表にしてみました。
(ウ)~(コ)をご自身の都合にあわせて選んでみるのはいかがでしょうか。
特徴的なパターンのみ説明しておきます。
(ウ)「1GB 700円/月+電話料金使った分」のプラン 電話をあまり使わない人にとって、スマホが月々1,000円以内に抑えられるのは大きな魅力です。
(ク)「3GB 2,200円/月 固定料金 電話かけ放題」のプラン 今までの110MB/日とあまり変わらない料金で、3GB+「かけ放題」まで入るのはなかなか魅力的ではないでしょうか。
(ケ)「10GB 1,600円/月+電話料金使った分」のプラン 今までの110MB/日とあまり変わらない料金で、10GB使えるのは魅力的です。
最後に実際に変更する場合の注意事項です。
電話のプランは即時変更できます。一方「旧プラン」から「新新プラン」への変更は何度でもできますがタイミングとしては1カ月に一度のみ。 申し込んだ翌日1日の午前1時以降に適用されます。これにはスマホ側の設定変更も必要になりますのでお気を付けください。
「旧プラン」から「新新プラン」への変更をギリギリと思われる月末に変更する場合は要注意です。 月末の変更は実際には翌々月の変更になってしまうので、ギリギリは月末の1日前になります。
「やっぱりよくわからないや?」という方は
お近くのデジタルライフコンシェルジュまでお問い合わせください。
みなさまの快適なスマホライフにすこしでもお役に立てられれば幸いです!
デジタルライフ・コンシェルジュ 横沢聡一
ホームコンじゅく鎌倉教室(神奈川)
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