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吉田智司

2種類の3Dプリンターを使ってみた

こんにちは、デジタルライフコンシェルジュの吉田です。




前回の記事でお手頃価格になった3Dプリンターをご紹介しました。

FDM方式(熱溶解方式)と光造形方式の2種類があり、両方購入してみました。




今回はそれぞれの違いをご紹介します。



FDM方式(熱溶解方式)で買った3Dプリンターがこれです。




Amazonに簡単な紹介動画があったのでリンクを貼っておきます。



別途必要なものはフィラメントぐらいです。いろいろな色・素材のものが使えるのもメリットです。

プリント前の儀式として作製台であるプラットフォームの高さ調整を手動でやる必要がありますが、すぐに慣れます。

付属のSDカードにサンプルデータが入っているのでまずはそれを印刷してみました。



プリント時間は1時間20分。フクロウのフィギアです。

使ったフィラメントは木質PLAフィラメントという種類で、木の微細粒子をPLA樹脂に混合して木の質感がするものです。

近くで見ると積層がわかります。




もう一つ、光造形方式の3Dプリンターがこれです。




これもAmazonの紹介動画を貼っておきます。



こちらも素材として別途必要なものはUVレジンです。

液体に紫外線を照射して形成するのでボトルに入った液体です。

3Dプリンター用の通常のUVレジンは造形後アルコールでの洗浄が必要ですが、実際に購入したのは「水洗いレジン」。

これは造形後の洗浄が水でできるので後処理が断然楽になります。



こちらはFDM方式に比べて前後の処理が多少厄介です。

プリント前のプラットフォームの調整は同様です。

プリント後、洗浄(IPAまたは水)→乾燥→二次硬化(太陽や紫外線に当てる)。

また、残ったレジンを濾過してボトルに戻す。レジントレイやプラットフォームの洗浄と乾燥が必要です。


その代わり造形物は非常にキレイにできます。

左(黒)が付属のUSBメモリー内のサンプル(チェスの駒?)を光造形で作ったもの。

積層はわからないレベルで細かい文字もしっかりプリントされています。



冒頭の写真はそれぞれの3Dプリンターで立体パズルのピースを作ってみました。



FDM方式の方は2cm角の立方体のピースが一遍に作れる大きさがあります。造形が少しでもキレイに作れるようにスピードを下げたので14時間ほどかかりました。


光造形方式は面単位で紫外線を照射するので一遍に作っても3時間弱。ただし一度に作るには1.5cm角の大きさが限界でした。



個人的な感想は、実用的な物を作るにはFDM方式。20cm角の比較的大きな物も作れます。

精密な物や飾る人形などは光造形方式が良さそうです。


 

デジタルライフ・コンシェルジュ 吉田智司

パソコン塾三郷教室(埼玉)

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