フリーWi-Fiを安全に使う方法
こんにちは。パソプラ編集部です。
夏休み。帰省や旅行などお出かけが多くなるこの時期。
飛行機や電車の乗り継ぎなどの待ち時間に、スマホやタブレットは出かける先の情報を得たり時間潰しになったりと大活躍です。
ただし、便利に使っていると気になるのがパケットの消費量。特に待ち時間にYoutubeなどの動画を見ているとパケットはどんどん消費してしまいます。
こんなときに助かるのは無料でWi-Fiを提供してくれるサービス「フリーWi-Fi(Wi-Fiスポット)」
例えば、成田空港(FREE Wi-Fi NARITA)・JR東海(JR-Central_FREE)・NEXCO西日本(W-NEXCO Free Wi-Fi)など多くの空港、駅、高速道路SAをはじめ、コンビニ各社やファミレスなどでも提供してくれています。
つなぎ方は各社まちまちですが、1つのアプリで繋げる方法を以前の記事でご紹介していますのでこちらをご覧ください。
「フリーWi-Fiは通信内容が盗まれるって聞いたことあるけど、大丈夫?」
確かに多くのWi-Fiスポットでは利便性を優先させて通信方式を暗号化していません。
つまり読める文字として電波が飛び交っています。
「使わないほうがいいの?」
いえいえ、せっかくの便利なサービスなので使わないのはもったいないです。
正しい使い方をすれば、決して危険ではありません。
では、使用上の注意をよく読んで正しくお使いください。
【1】「https://~」で始まるホームページは大丈夫
SSLという「通信内容を秘匿する暗号機能」を利用しているサイトはそのまま普通に閲覧して大丈夫です。「Yahoo! Japan」「Youtube」「Amazon」など現在では多くのホームページで採用されています。
見分け方はブラウザ上部のURL欄に鍵のアイコンが表示されていれば安全です。
「AndroidのChromeの場合」 「iPhoneのsafariの場合」
【2】VPNサービスアプリを使う
ちょっと難しそうですが、やることは難しくないので読んでくださいね。
上の【1】の例では限定されたホームページをブラウザで見ている分には大丈夫ですが、facebookやInstagramなどのSNSのやり取り、メールアプリやクラウドアプリなど、すべてのアプリの対応状況までは把握できませんね?
そこで、端末からの通信情報すべてを暗号化してしまうのが「VPN」アプリです。
Wi-Fiの電波が暗号化されていなくても、そこでやり取りしている情報が暗号化されていれば情報が漏洩する心配はありません。情報が読めるようになるのは、そのVPNアプリのサーバまで到達し、そこで解読されてインターネットのサービスを利用する仕組みです。
一番信頼性の高いのはウィルス対策ソフトを提供している会社のVPNアプリです。
出張などフリーWi-Fiを使って大事なデータのやり取りを多くする方におすすめです。
ただし、こちらは有料になります。
年間を通してあまりフリーWi-Fiを使わないのであれば無料サービスもおすすめです。
ここでは、無料のVPNサービスを提供している「TunnelBear(トンネル ベア)」を例に使い方を説明します。「TunnelBear」はカナダの有料VPNサービスを提供している会社で、比較的評判もよく、日本にサーバーがあり、日本語にも対応しているのでおすすめです。
上記リンクよりアプリをインストールしてください。
はじめての場合は受信できるメールアドレスと登録するパスワードを入力し、「無料アカウントを作成」をタップします(2台目以降はログインします)。
「続行」を押すと指定したメールアドレス宛に確認メールが送られます。
メールアプリからメールを開いて本文内の「アカウントを確認」をタップします。
iPhone・iPadの場合はVPN設定をインストールします。
下図のようなメッセージが表示されたら「Allow」をタップしてください。
「TunnelBear」アプリの画面を表示します。
画面下の使用する国をタップします。国内の場合は「日本」にして「OK」をタップ。
Androidの場合は接続要求が表示されます。「OK」をタップします。
使用開始は上部のスイッチをオンにします。
スマートフォン上部にVPNが有効になっているアイコンが表示されます。
「Androidの鍵アイコン」 「iPhoneのVPNアイコン」
この状態でフリーWi-Fiを安全に利用する事ができます。
無料版では通信量は1ヶ月あたり500MBです。
パソコンやタブレットなど2台目のインストールで1000MB追加になります。
フリーWi-Fiの利用が終了したら、必ず「TunnelBear」の画面よりスイッチをOFFにしてください。使える容量が目減りしてしまいます。
容量に限りがあるので
Youtubeなどの動画は容量も使い、SSLで暗号されていますからOFF。
ホテルのWi-Fiで仕事のメールのやり取りはON。
など、、シーンに応じて使い分けてくださいね。
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