全国各地のパソコープ加盟教室の先生によるリレー記事、第4回目のご登場は、宮城県登米市にある「パソコンじゅくコーネット佐沼教室」の藤田 光一先生です。

（2013年4月に、パソコープ広場会報誌に掲載した記事です。）

 

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【１】教室は何年目になりますか。どんな教室ですか？

2000年5月開じゅくで14年目を迎えます。

宮城県の登米市に教室があり、２年前の大震災で津波で壊滅的な被害を受けた、石巻市、南三陸町、気仙沼市と隣接しています。

その為、被災された方が、市内のアパート、貸家、仮設住宅などに相当数転入してきています。教室にも10名近くの方が通われています。

女性7割、男性3割で平均年齢は、50代後半。女性は50代～60代の方が多く、男性は60代～70代の方が多いです。

60才未満の方は、仕事や、求職のための資格取得の方が多く、60才以上の方は、パソコンを自分の楽しみのために、勉強している方が多いです。

授業スタイルは、生徒さんの希望を聞いて個別にカリキュラムを作成し、生徒さんのペースで進む個別授業です。

 

【２】iPad講座について教えてください。

昨年の7月から、iPad講座を始め、1割の方が受講しており、今後も増える傾向にあります。1月の募集チラシでも、パソコンだけでなくiPadも勉強したいという方がありました。

今年になってから、毎月iPadの受講者があり、これから増えていくと肌で感じています。

ダンス教室に通っている生徒さんは、先生の手の動きが良くわからないので、先生が踊っているところをiPadで動画撮影させてもらい、アプリ「ウゴトル」でスロー再生してダンスの練習に活用していらっしゃいます。

また保育園の方で、iPadで園児の写真や動画を撮影し、童謡など音楽を

iPadで購入してiPad標準の機能でスライドショーを作った方がいらっしゃいます。父母参観の時に見てもらい、父母の方に喜んでもらったそうです。これから、iPhoto、iMovieを勉強する予定で更に活用の幅が広がると思います。

 

【３】先生が教室運営や生徒さんへの対応で普段から心がけていることは何ですか。

１）生徒さんのペースに合わせて、楽しくパソコンを学んでいただく。

２）パソコン、インターネットなどのトラブル対応や仕事の課題など生徒さんの困りごと、要望はすべて対応～解決する。

大震災後は教室としてできる限り被災地・被災者支援をしながら、ともに復興する事を第1に心がけています。

 

【４】最近の授業でご紹介したいエピソードがあったら教えてください。

津波で、家も家族の写真もすべて流されて、残ったのは、携帯に入っていた写真と仕事用バッグに入っていた数枚の写真。

その写真を使ってマルチブックでアルバムを作ってすごく喜んでいただきました。

生徒さんは子供の写真が何も無い事に自分を責めていた感じでしたので、ちょっとほっとしたようでした。我が家の一生ものの宝物にしますとおっしゃっていました。

震災後から全国の皆様には、義捐金、ボランティアなどいろいろと被災地をご支援いただきありがとうございました。心から感謝を申し上げます。

 

パソコンじゅくコーネット佐沼教室　データ

住所 〒987-0511

宮城県登米市迫町佐沼字八幡堂46

電話番号 0220-21-5177

教室HP　http://www.koh-net.com/

 

★次回は福井県の笹原先生です。お楽しみに！